「自分は営業に向いていないんです…」よく耳にする言葉です。
逆に売れている営業マンに話を聞くと、コミュニケーション能力の高さに驚きますが、深堀って話を聞くと、「昔は話すのが苦手」や「人間嫌い」など多い印象を受けます。
私自身も話し下手で、人と話すより、むしろ部屋に籠もってゲームをしたり、動画を見たりしていることが好きです。
営業マンとして成果を出し続け、業務に長く携われる人は、一体どのような素質を持っているのでしょうか。
今回は、フリーランス営業を長く続けるための素質について、解説していきます。
センスに頼るのではなく、地道な努力を継続できる人
営業に向く人は、スキルとは関係のない要素を持っている人が多数です。
スキルとは関係のない要素とは、シンプルに分けると「目的意識の強さ」、「継続した努力ができる」の2点が挙げられます。
長く結果を出し続ける人とは、特殊なセンスやスキルではなく、継続できるか否かに掛かっています。
野球で例えると、球が来るコースが分かったとしても、基礎体力がないとボールは前に飛ばないし、バットすらまともに振れません。
誰にも負けない練習量と、質の高い練習内容を、日頃からどのくらい取り組んでいるのかが重要になっていきます。
体力的にも精神的にも苦労が絶えない仕事だからこそ、継続していく意志と姿勢が大切なのです。
成功体験によって、自信をつけられる人
営業に向く人とは、最初から「向く・向かない」を決めているのではなく、一度売れた成功体験をしてみて、結果的に「向く・向かない」の判断を下します。
実行する前から決めつけないし、結果を出しても、慢心せず自分の目標に合うか合わないかを精査します。
そして、「この道で進む」と決めた後、小さな成功体験を積み重ねたことによって自信が増し、前に進めるのです。
結果が出たら、成功原因を更に深め、再現性を高めて、結果を積み重ねます。
結果が積み重なる頃には、気がつけば自信となっている構図ができあがるのです。
目標の一貫性を持って、取り組むことができる人
一貫性を具体的に表現すると、結果を出しても浮気せず、本業に徹することを指します。
手段の一貫性ではなく、目標の一貫性のことです。
本業を深く耕し、時間とお金を集中的に使って、目標達成に向かうことが大切です。
他のことに注意が削がれないため、目の前のことに集中していき、どんどん磨きあげられていきます。
磨けば磨くほど切れ味が研ぎ澄まされる、剣を磨くイメージです。
これは、ずっと営業だけをやってきた私もよくわかるイメージなのです。
私の営業のトークも研ぎ澄まされた刀のようになっています。切れ味抜群なだけでなく、刀に圧倒的な力があるような感じです。
出典元:江口治「一生かかっても知り得ない 年収1億円思考」経済界
つまり、やると決めたら…
- 取り組む期間を定める
- 過剰に結果を求めず、没頭してやり続ける
- 設定した期間内で結果が出ないならば、あきらめて次のことをやる
期間を定めるがポイントで、やり続けて、ある一定の期間内に結果が出るか・出ないかで判断すること大切です。
営業の向き・不向きを自分の物差しで考えず、少しでも興味があれば、恐れず一歩を踏み出してみましょう。