新型コロナウィルス対策により、リモートワークを取り入れる会社も多くなりました。
フリーランスも例外ではなく、取引先の要望によりオンラインミーティングをする機会も多くなったと思います。
オンラインミーティングのため、移動にかかっていた時間がなくなり、自由な時間が増えたどころか、時間を持て余してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
過去にズボラで無益な時間を送っていた私も、実践したことによって変わった、日常の過ごし方と結果を出すことに欠かせないルーティンについて解説していきます。
ルーティンを考える前に、1ヶ月間の売上目標を設定しておく
ルーティンとは、習慣的・定型的な手続きや仕事のことを指します。
ルーティンワークというとマイナスなイメージがありますが、「思考的」・「思考停止」が分岐点です。
当記事では、思考的なルーティンに着目し、解説していきます。
まず前提として、ルーティンとは手段であり、目的ではありません。
なんのための習慣化かを考えると、ズバリ売上であり収入です。
私たちフリーランスは、常に生活に必須な収入や、事業の実績となる数字を中心に考える必要があります。
現時点で目標設定が難しい!という方は、生活に最低限必要な収入を計算します。
つい習慣化に着目しがちですが、大切なのは、目的や意義です。
「なぜルーティン化していくのか」を常に考え、アップデートしていきましょう。
売上目標から逆算して、1日のルーティンを設定する
前述から売上目標が出ましたら、売上に直結する行動に焦点を当てて、日常の流れを設定します。
完璧に整える必要はありませんが、なにが生産活動で、なにが無駄な時間なのかを把握することが大切です。
例を挙げると、わたしの日常は下記のようになります。
08:00〜09:00 仕事準備
起床後、シャワーを浴び食事にします。
朝のエネルギーとなる炭水化物とタンパク質を中心とした食事にします。
午前中はデスクワークが多いので、眠気防止のため食事量は少なめです。
食事を済ませたら、一日のタイムスケジュールを作成します。
09:00〜13:00 頭を使う作業を中心に行う
掃除などの家事を済ませ、ニュース閲覧からのメールチェックをします。
メールチェック後、営業の書類業務やお客様対応、訪問リスト作成、営業ルート作成に取り組みます。
午前は脳がよく働く時間なので、創造的な仕事をすることが毎日の習慣です。
13:00〜20:00 営業や商談など、主に身体を動かす仕事を行う
昼食後、取引先の事務所に寄って14:00〜15:00ころから営業開始です。
毎日の営業で反省を積み重ね、午前中にイメージトレーニングをしているので、微々たるものですが精度は毎日着実に向上しています。
1日の営業目標を達成したら、時間にこだわることなく帰宅します。
20:00〜24:00 動画視聴や読書など、オフの時間
食事を済ませ、翌日の準備や動画視聴、読書をしたら24時ころ就寝します。
もちろん、人との付き合いもあるので、毎日完璧にこなすわけではありません。
しかし大枠は上記のような流れができ上がっており、毎月の売上目標に留まらず、毎日の売上目標を詳細まで計算した上で、予定を組み込んでいます。
また、周りの人からも自分の生活習慣を覚えてもらい、連絡のタイミングなどを配慮してくれることも多くなります。
思考的なルーティンを作ると、感情を挟む余地なく、仕事の効率化を図ることができるのです。
質の高いルーティンは人生を豊かにする
ルーティンとはスポーツの世界でも、Wikipediaで説明されています。
ルーティンとはプレーの前に選手が一定のパターンの動作をとること。
メンタルコントロールのひとつの方法。
大事な試合では緊張・興奮・不安などの影響でベストパフォーマンスを発揮できないことがあるが、練習段階から「定型」を決めておき、本番でもそれを履行することで精神状態を落ち着け、安定したプレーにつなげる意図がある。
引用元:Wikipedia – ルーチン
こういったケースはスポーツに留まらず、ビジネスや私たちの生活にも活用できます。
売上に直結する作業を視覚化・ルーティン化して、オン・オフを上手に切り替えることが大切なのです。
人生を豊かにするのはお金だけではありません。
家族や仲間との時間、自己研鑽など、自分を取り巻く環境によって成り立つものです。
一見無益に感じる、リラックスや休むことも、仕事で高いパフォーマンスを発揮するために必要な時間です。
思考的なルーティンを取り入れて、意義のある時間を過ごしましょう。