成長が早い営業マンと、そうでない営業マンとの差は何なのでしょうか?
同じ時期に入社しても、1年後には営業実績で差が付いてしまうことはよくあることです。
もともとの営業センスによって、差がついてしまうような場合を除きますが、学歴や能力が同じなのに、明らかに差がついてしまうことがあります。
今回の記事では、これをやれば絶対に早く成長ができるというノウハウではなく、より抽象度を高めて、成長が早い人の習慣についてお話しします。
言われると「当たり前だよね」と思われがちですが、意外とできていないことを抽出してお伝えします。
自ら考えて行動する
成長する人は、行動する前に、必ず考える習慣を身につけています。
多くの営業マンが、「会社からの指示だから」「周囲の営業マンもやっているから」という理由で仕事に取り組んでいます。
自分のやり方に何の疑いも待たず、考えて行動していないのです。
結果が伴わない場合は、方法を変えて、どのように行動を改めればよいのかを考える必要があります。
例えば商品説明で価格の話をするとき、競合他社と比べて、あなたの製品が高いことが分かっているとします。
このとき、ただ単に価格を提示しても「他社より価格が高い」と思われるだけです。
そこで、行動に移す前に考えます。
「どのような価格の話をすれば納得してくれるか」というように、自分の頭の中で答えを探します。
他社製品と比べて価格が高いのには理由がある。
その根拠をしっかりと説明できるように準備しよう。
「高い理由は○○の違いです」とハッキリと言い切れば、お客様も納得するに違いない。
このように、行動に移す前に考えることで工夫が生まれるのです。
仮にうまくいかなかったとしても、次のタイミングでさらに考えて行動すれば良いだけのことです。
考えて行動することで、うまくいくやり方を身につけることができるのです。
こういった小さい努力を積み重ねていくことで、営業としての実力が上がっていきます。
考えて行動する人の成長が早い理由は、自分で思考して行動していく力強さにあるのです。
自らを高める努力をする
実際の営業活動で得られる経験は貴重で、学べることは数多くあります。
しかし、営業マンとして飛躍するには、日頃の仕事の中だけでは勉強量が少なすぎます。
やはり仕事以外の時間で、学びの場を作る必要があるのです。
巷には研修や通信教育、書籍、ビジネススクールなど、スキルアップの方法は数多く存在します。
このような機会に、積極的に自己投資することが重要となります。
もちろん、選ぶ相手を考える必要があるので、どれでも良いわけではありません。
色んなものを試し、失敗しながらも、自分の結果に合う商材を見つけなくてはなりません。
様々なものを見聞きした結果、良い商材とサービスに出会ったことによって、職場外で学ぶ時間を作ることで、日々の営業活動では気づくことができないアイデアやノウハウを取得することができます。
やはり地道なやり方ですが、自己研鑽を行っている人は同じ職場の営業マンよりも、圧倒的に成長の度合いが早くなります。
学んだことを、素直に行動に移す
成長が早い営業マンは、何かを学んだら必ず実践します。
例えば、電話営業で成果が出ておらず、先輩から「もっと相手のメリットを分かりやすく説明したほうが良い」とアドバイスされたとします。
このとき、ダメ営業マンは、次のように反応してしまうのです。
たまたま上手くいかなかっただけで、自分のやり方は間違っていない
本人にプライドがあるのか、上司の言うことを素直に受け入れようとません。
しかし、やり方を変えずに、結果が変わることはないのです。
そのため、良い結果に繋がりにくくなります。
一方、できる営業マンは素直に受け入れて即実行に移そうとします。
良いと思ったことは、とにかく自分で実践していくのです。
実践することで、自分自身の気づきが必ずあり、この気づきが知恵となり、結果を残せる営業マンとして成長していくのです。
以上3つの習慣をお話しましたが、シンプルに地道に実践していけば結果に結びつく可能性が高くなります。
自らの頭で考えつつ謙虚に学び、行動に写しやすいアクションプランを立てて実践していけば、自ずと成長が早くなり、あなたは売れる営業マンに近づくことができるでしょう。